不明熱診療および感染症診療

発熱がある患者で、その原因がすぐには分からない場合やすでに他の医療施設で診察を受けても診断が分からない場合を不明熱といいます。総合診療科ではこのような不明熱の診断と治療を行っています。他の専門医の診察が必要な場合には、適宜、紹介します。当科では主に次のような原因疾患を診療しています。最も多い原因は、細菌やウイルスなどが原因の感染症です。これらの疾患は、様々な臓器に病変がおよぶことがあり、診断がしづらく多くの医療機関を受診していることもあります。

1. 感染症 (深部膿瘍、腎盂腎炎、結核、非結核性抗酸菌、カンジダ、HIV、HTLV-1、EBウイルス、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルス、バルボB19ウイルス、麻疹ウイルス、梅毒、マイコプラズマ、リケッチア、クラミジア)

2. 非感染性炎症疾患 (血管炎、成人スティル病、ベーチェット病、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、菊池病)

3. 悪性腫瘍 (悪性リンパ腫、肝臓癌、胃癌、大腸癌、肺癌、転移性癌)

4. その他:甲状腺機能亢進症、薬剤熱

お問い合わせ

九州大学病院総合診療科

電話 092-642-5910